顎をゆがませる『歯の食いしばり』は整体で改善できるのか?

こんにちは。

突然ですが、『歯を食いしばる』ということをした経験はありますか?
ほとんどの方は、歯を食いしばる経験があると思いますが、それはどんな時だったかわかりますか?

・とても重い物を持ち上げる時
・激痛に耐える時
・辛い気持ちをぐっとこらえる時

など、何かに耐えようとした時に『葉を食いしばる』経験があるのではないでしょうか。

食いしばりとは、まさにストレスに耐えたり、あるいはストレスを発散させる為の働きです。食いしばっている時というのはほとんどが無意識で、特に寝ている間に食いしばって歯がすり減ってしまった、という方もいらっしゃいます。

そして、歯の食いしばりが続くと、歯だけでなく顎の関節までもがゆがんで傷んでしまい、顎関節症の原因となってしまいます。

根本原因を解決する自律神経専門の整体院として、この『歯の食いしばり』を整体で改善することができるのか?

今回はその疑問へお答えしていきます。

≪目次≫

  1. 口はストレスの出口
  2. ストレスのほとんどは身体由来
  3. 身体を整えると食いしばりは無くなる

1.口はストレスの出口

まずは、歯を食いしばるメカニズムについて、もう少しお話していきましょう。

 

歯を食いしばるという行為は、ストレスに耐えたり発散させる為に行われます。人間はストレスを溜め込むこともできますが、身体を使ってストレスを外に捨てることも機能として身に着けています。

 

イメージは、コップに溜まった水をシンクに捨てるようなものです。

 

そのストレスを捨てる時の”出口”となるのが「口」です。文字通りですね。

 

例えば、大声で歌ったり、友だちとおしゃべりをしたり、ご飯を食べると気分もすっきりしますよね。これらは全て口を使っています。

 

他にも、スポーツ選手がガムを噛むのはリラックスして集中力を保つ為ですし、たばこを吸うのも実は「吸う」ことにストレス発散の意味があるのです。

 

そして、食いしばりも同じように、ストレスを身体の外に出す為に行う「口」の行為です。食いしばりをすることは悪いことではなく、何度も食いしばりをしなければいけないほどストレスを溜め込んでいることが問題と言えるでしょう。

2.ストレスのほとんどは身体由来

では、ストレスとはそもそもどういったものなのか。

一言で「ストレスが原因です」と片付けてしまうことの多い昨今ですが、それほどストレスは単純なものではありません。

しかし、目に見えないよくわからないものでもなく、実はストレスというのはそのほとんどが身体の問題で生じているのです。

 

ストレスは大きく4つに分けられます。

 

◇身体的なストレス

◆科学的なストレス

◇環境のストレス

◆精神的なストレス

 

一つずつ簡単に解説していきましょう。

◇身体的なストレス

これは骨格のゆがみや筋肉の固さや疲労、痛みなどの症状によるストレスです。疲労で肩がこった状態だったり、仕事中に腰が痛かったりするとイヤですよね。少なくとも「気持ちいい~」とはならないと思います。

 

身体もそういうゆがみやこり、痛みがあるとストレスを感じてしまうので、慢性的にあるとかなりのストレス量となるでしょう。

◆科学的なストレス

こちらは、主に内臓が受けるストレスです。

食べ物に含まれる添加物や砂糖、油、アルコール、薬など、身体にとって毒となるものが入ってくると、それを解毒して排泄する為に内臓の負担が増えます。

また、柔軟剤や消臭剤など、大気中から摂りこんでしまう化学物質もストレスとなります。

 

これらは現代社会では避ける事がまず難しいものなので、どこかで必ずこのストレスが入ってきていると考えた方がいいでしょう。

◇環境的なストレス

環境というのは、主に天候のことです。

天気が悪い時に頭痛やだるさ、調子を崩してしまうといういわゆる「気象病」がこれに当てはまります。
気温、湿度、気圧などの変化がストレスとなり、身体が対応しようとがんばると体調が悪くなるのです。

 

他にも、匂いや光、音といったものもありますが、どれも自分でコントロールすることが難しいストレスです。天気を変える事はできませんよね。

この環境的なストレスは避けられないものとして考えるべきものです。

◆精神的なストレス

ストレスと言えば、この精神的なものがまず思い浮かぶのではないでしょうか。

人との付き合いでは、良いことも悪いこともあり、悩むことも多いかも知れません。仕事や家庭、友人関係など、人によって様々な関係性があり、それぞれのストレスも避けられないものです。

このストレスも天気と同じように避けられないものですし、他人は変えられません。

 

しかし、自分の受け取り方、考え方を変えれば減らすことはできるので、身体を整えるのと同じように、心の荒みを取っていくことも大事だと思います。

3.身体を整えると食いしばりは無くなる

これら4つのストレスが溜まっていき、身体の不調につながるのですが、見返していただいくと4つの内3つが身体へのストレスであることに気付くと思います。

実はストレスというのはほとんどが身体に由来のあるもので、心のストレスは割合としては4分の1。

つまり、ストレスが原因で歯を食いしばっているのであれば、身体を整えることでそのストレスを減らし、食いしばりを無くすことができるのです。

 

食いしばり以外のストレスからくる不調も同様です。

ストレスを精神的なもの、心だけの問題だと捉えていると、その改善というのは難しいものです。心は目に見えないですし、触れもしない。しかし、身体の問題としてとらえることができれば、見て触ることができるのでいくらでも改善方法があるのです。

 

まとめると、

  • 食いしばりはストレス発散の為に行っている。
  • そのストレスのほとんどは身体由来のもの。
  • 身体を整えていくことで食いしばりを改善できる。

 

 

結論は『歯の食いしばりは整体で改善できる!』です。

食いしばりでお悩みの方は、是非身体を整えるというアプローチを考えてみてください。

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